蜂の子が疲労回復に効く理由とは?

蜂の子には多くのセロトニンが含まれている

蜂の子には、生命維持や健康維持に必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質、炭水化物の5大栄養素がとても理想的なバランスで含まれている非常によい健康食品です。先人の知恵は蜂の子が栄養バランスに優れていることを既に知っており、日本国内でも昔から冬の山間部などでは保存食として食されてきたものなのです。日本のみならず海外でも山間部にすむ先住民の間では蜂の子が食されてきています。

蜂の子が健康食品として特に優れている点は、人の体内で自力で生成できず、食材からの摂取でしか体内に取り込むことのできない必須アミノ酸8種類を含めた全18種類ものアミノ酸を豊富に含んでいる点です。

特にこのアミノ酸の中のひとつである「トリプトファン」は自律神経の働きを整える重要な物質「セロトニン」の原物質で非常に重要な必須アミノ酸です。セロトニンが不足することによって睡眠障害や昼間の眠気、抑うつ状態といった生活に大きな支障をきたす原因となりえるのです。セロトニンは別名ハッピーホルモンとも呼ばれるように、人が生きる活力の源になほどの重要な物質なのです。

セロトニン不足による自律神経の乱れは耳鳴りやめまいといった身体的な影響にまで及ぶので軽く考えることのできない重要な物質なのです。逆をいえば、原因不明の耳鳴りやめまいに悩まされている人は、自律神経の働きを整えることで症状の軽減や改善につながる可能性もあり、セロトニン分泌を促すような栄養の摂取を心がけることも検討してみる必要がありそうです。